海の素材屋 >others >note>





しっかりとオリンピックを楽しんでいます。

武道オンチの私でも、メダルラッシュの柔道は楽しめました。特に最終日、女子78k超、男子100k超は圧巻でした。

出てくる各国代表選手が皆すごいキャラで、でかくて迫力満点です。女子では絶叫背負い投げの中国・孫福明、泰然自若・風林火山のロシア・ドングザシビリ。男子では怪力入道イタリア・ビアンケシなど、そのままドラゴンボールの天下一武道会にでてもOKという豪傑ばかり。
ところが、日本代表は体重100kちょうどの鈴木桂治君と身長169cmの塚田真希嬢。
ありゃー、こりゃー無理だな、何年も金メダルがない理由が分りました。

ところが結果はご承知の通り、ゴクウペアーが大活躍でダブル金メダルとなった次第です。痛快でした。日本柔道健在なり。

あんまり痛快だったので、柔道の創始者・嘉納治五郎の事や短期間に世界中に普及した柔道のことを知りたくなり、眞神博著「ヘーシンクを育てた男」を読みました。

読み応えは十分にありましたが、ありすぎて・・・、読まなきゃよかった。
東京オリンピックの神永対ヘーシンクの闘い、講道館と武徳会の歴史、日本の柔道と世界のジュードーの違い、全日本柔道連盟と世界柔道連盟の違い、柔道の世界のドロドロとした裏側を知ってしまいました。

講道館館長は嘉納治五郎氏のお孫さんがなっていて、全日本柔道連盟の会長でもある。この方は三代目で二代目はもちろん息子さん、知ってました? この方強いの、柔道暦はどうなっているのだろうか?マスコミにも名前だけはよく出てるようだけど。武道オンチの私には理解できない。これって嘉納家の世襲制ということなのだろうか、そういえば茶道や生け花なんかもそうだったような。早い話、講道館は柔道家元嘉納家という町道場ということになる。だとしたら、学校で一家元の制度を正課に取り上げてもいいのだろうか?

この辺がクリアーにならない限り、全日本柔道連盟と世界柔道連盟の確執はまだまだ続きそうだ。
柔道は武道なのかスポーツなのか、早く山下泰裕さんのような方が会長になる時代になればいいのなと思う今日この頃でした。

講道館
全日本柔道連盟
国際柔道連盟




久しぶりに良質なサスペンス映画を堪能しました。

アラン・パーカー監督、ケビン・スペイシー、ケイト・ウィンスレット主演の「ライフ・オブ・デビット・ゲイル」です。(2003年公開)

死刑制度の是非という重たいものをテーマにしたせいでしょうか、知らないうちに映画館上映は終わっていて、レンタルショップで偶然出会った作品です。知らない人が意外と多いのではないかと思います。特典映像つきのDVDがお奨めです。

取材元を明かさないために実刑となった経験を持つ雑誌記者(ケイト・ウィンスレット)が元死刑廃止運動家の死刑囚(ケビン・スペイシー)を死刑執行3日前から3日間取材をする事でまきおこる騒動のお話です。

彩度を抑えた映像が綺麗です。イントロのケビン・スペイシーとケイト記者の面会は「羊達の沈黙」を髣髴とさせ、見習い記者とケイト記者の掛け合いは「セブン」等のコンビものの様でもあり、まあ、その辺が得しているのか、亜流と見られるのかという部分はありますが、死刑までの3日間の取材という時間制限の緊張感やストーリー展開、死刑廃止をテーマにしていますが、刑務官や死刑賛成側をむやみに非情な人間としては描いておらずフラットな姿勢がかえってリアリティーをかもし出していて、サスペンスとして十分楽しませていただきました。
そして、見終わると「・・・」と「・・・」のようにと言いたい所ですが、我慢します。

映画は楽しみの一つですが、見たいと思うものに出会う機会が少なくなった気がします。TVのCFで美味しい場面はこれでもかと放映してしまいますので、いざ見てみるとそれ以上の場面はないんです。ストーリー展開も無難なハリウッドタイプが基本で、よかったよかったで、映画館を出ると、何も心に引っかからないんです。

せめて、帰りにお茶を飲みながらテーマを考えたり、ストーリーを振り返るぐらいの余韻が欲しいものです。

本作は十分心に残りました。アメリカで死刑執行が1番多く行われているのは、舞台となったテキサス州だということ。(ケネディー暗殺のあったダラスもテキサス州)
死刑制度についても考えてしまいました。死刑そのものが事件の抑止力にはならないということ、しかし被害者の遺族の感情など、難しい問題です。

凶悪事件が増加している日本では刑を重くする方向に向かっていて、死刑廃止論は劣勢のように感じます。私も確信を持って「死刑廃止!」と声を上げるまではいきません。でも、事ある度に、先進国といわれている国で死刑制度を持っているのは日本とアメリカくらいなものだということを必ず思い出すでしょう。

死刑制度は必要か
死刑廃止ネットワーク




最近、知った事に、「鼻濁音」と「濁音」というのがあります。
が行(ガ、ギ、グ、ゲ、ゴ)の発音の種類です。

鼻濁音は日本語を柔らかく響かせるという事で、演歌歌手やアナウンサーは鼻濁音の発声練習をするんだそうです。
英語では発音記号でも、その違いがハッキリと明示されていますが、鼻濁音は九州や四国など習慣として使われていない地域もあり、日本語の発声として必ずしも区別されてはいないようです。
鼻濁音使用分布図

下記の言葉をそれぞれを発音してみて、違いの分りにくい人は鼻をつまんで発音してください。鼻にかかる感じがする言葉が鼻濁音の発音ということになります。

濁音鼻濁音
学校
義務
楽団
gallery
小学校、中学校

私が、・・・
sing a song

これをやってみたら、関東出身の私は知らないうちに鼻濁音を使ってました。使ってはいるんですが、聞く場合は、意識して聞かないと判別できません。
鼻濁音音声ファイル

昔、ユーミンの歌い方が気に入らないと言う人(東北生まれ)がいて、どこが気になるのか分りませんでしたが、鼻濁音で納得しました。
八王子出身でも、ユーミンは鼻濁音を使わない場合が多いようです。
サビの部分では思いっきり「街の灯ガー♪」「卒ギョウー写真のあの人とは♪」と歌っています。だけど、鼻濁音にうるさい東北地方でユーミンが不評とは聞いたことがない。

鼻濁音が上手な演歌歌手は「ツルカイキョウフユゲーシキ」の石川さゆりさんだそうです。(苦手なのは小林幸子さん) m(__)m

最近では、鼻濁音が使えない人が増えていて、「消えつつある日本語の音」として危惧する人達の鼻濁音再徹底推進派と自然消滅ヤムナシ派の論争が密かに行われているそうです。

今頃気付いた私ですが、濁音で「ツルカイキョウフユゲーシキ」と歌ってみると、確かに耳障りが悪く、かなり抵抗がありました。

CD歌手の若草先生はどう思っているのだろう、ちょいと気になりました。




いきなり「山南走り」と言われても、何のことか分らない人がほとんどだと思います。

NHK大河「新撰組」の山南敬介役・堺雅人さんの劇中での走り方のことです。
堺雅人さんの独特な話し方は、私の盛岡の知人に似ていて気に入っていましたが、「山南走り」を初めて聞いた時、思わず大笑いをしました。
言われてみれば、記憶の中にはっきりとその残像が見えたからです。

気をつけの姿勢から、両手を腰骨あたりにそっと添え、軽く腰を落として、顔は正面を見据えたまま、上下動を抑えてスタスタスタと走る。言葉にするとそんな感じです。

でも、これってチャンバラでは昔からある走り方で、お城の中のシーンでは、何度か見た気がします。チャンバラ劇が少なくなった昨今、新鮮に見えるのでしょうね。

特に、「新撰組」では、熱い演技をする人が沢山いる中、一人クールな微笑みをたたえて演技をする堺さんがこれをやると、はまっています。

見てる人は見ているのですねー。山南走りと命名するなんて、貴方は偉い!!
確かに、農家出身者が多い新撰組で武士独特のこの走り方の似合う人は山南敬介だけかも知れません。

赤胴鈴之介役の香取さんより、土方役の山本耕史さんと共に堺雅人さんの女性ファンが急増中との事、タイプの違うお二人ですが、なんとなく納得できます。
8月に史実どおり切腹する山南ですが、殺さないでという投書がNHKに来てるそうです。

山南敬介って誰という方は、NHK大河「新撰組」

*:映画・壬生義士伝では、堺雅人さんがなんと沖田総司を演じています。でも、やっぱり腕を組んでクールな微笑みをたたえて話しているので、私には山南敬介に見えてしまいました。

NOTE INDEX