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もう一つの「風の谷のナウシカ」 04/1/24

先週、TVで久しぶりに「風の谷のナウシカ」を見ました。
ナウシカは私の一番好きな宮崎駿アニメです。

ナウシカは人気アニメですが、アニメ版ナウシカの原作となるコミックを読んだ方は意外と少ないのではないでしょうか。
コミック版ナウシカは月刊アニメージュという漫画雑誌で連載されていました。

アニメ版ナウシカは1984年に公開されましたが、コミック版ナウシカとはその内容はかなり違っています。原作と言うより、もう一つの「風の谷のナウシカ」といった方がいいと思います。なにしろコミック版の連載は、アニメ公開後も続き1994年まで実に12年間(1982年〜1994年)に亘り延々と続いたのです。(幾度かの長期休載あり)

TVを見た後、無性に原作を読みたくなり家捜しをして、コミック本ナウシカ(7分冊)を一気に読み返しました。徹夜になりましたが、一気読みしたのは初めてだったので、堪能できました。本当に宮崎駿氏はすごいの一言です。

分かってるという方も多数いると思いますが、コミック版ナウシカのすごさの一端を列記してみました。(とにかく書かずにはいられないのです。)
  1. 小道具・大道具……ガンシップ(戦闘機)、メーヴェ(エンジン付き凧)、浮砲台(戦闘機)、その他数々の飛行機等の大道具から鏑弾・光弾などの小道具まで、そのユニークさとその美しさは実に秀逸です。一度でいいからメーヴェで空を飛んでみたい。
    実は私だけでなく、本当に作って乗ってみたいという人達がいました。実現しそうですから、これも凄い !! 頑張ってください。
        オープンスカイ 〜メーヴェを作ってみるプロジェクト〜


  2. 昆虫、植物、動物……物語の中心的役割の王蟲・管蟲・毛長牛・地蟲などの昆虫、粘菌・ヒソクサスギ・ヒソクサリ・トリツユ草等の植物、巨神兵(ロボットではなさそう)、キツネリス、トリウマなどの動物、名前を考えるだけでも大変そうなのにその具体的生態系まで考慮してあるから驚きです。


  3. 物語を包む大きな世界観……上記二つはマニアックな方なら時間をかければできるかもしれませんが、宮崎ワールドの基本となる大きな世界観(瘴気をだす腐海の存在意味?、人を殺したくないというナウシカのポリシー、心根はやさしい敵役など)は、今でも世界の各地で起こっている環境破壊や報復が報復を生む現実、にあきらめないでというメッセージであり、一筋の希望を見る気がします。
どうもうまく表現できてない気がしますが、少し落ち着きました。長くなってすみません。
言いたいことは、コミック版ナウシカはアニメ版ナウシカより中身が数段濃く、素晴らしいので、読んでない方は是非一読をお奨めしますという事です。2時間のアニメでは表現しきれない12年分の宮崎ワールドが楽しめます。

もっと宮崎ワールドを知りたい方はこちらのサイトをご覧下さい。
     高畑勲・宮崎駿作品研究所




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