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■「電車男」の波紋 05/5/18

NHKの週刊ブックレビューで取り上げていた小説「電車男」を予備知識なしで読みました。
何と、文体と言うか、文章がネット掲示板スタイルです。

なるほど、今の時代なら、これもアリでしょうね。でも、いろんな書き込みがあって、読みにくいなー。我慢して、しばらく読んでいくと、あることに気がついた。
ストーリーテラーというか、一人の男の書き込みによって、その他の有象無象の書き込みが発生しているのだ。それもご丁寧にそのストーリーテラーの書き込みだけは、バックが薄いグレイになっている。このグレイだけを読めば、話の筋はとりあえず簡単に追うことができました。

さらに読みこんでいくと、実はこのグレイの部分、つまり電車男の書き込みより、その他の有象無象の書き込みの方が面白くなってきた。後は一気に読みきりました。

秋葉原系オタク青年の純愛ストーリー。そして、彼を応援するネット仲間達の友情物語。結構いけました。久しぶりに遠い昔を思い出したような読後感がありました。「えー、話やないか。」
それもそのはず、小説は50万部のヒット、漫画は複数誌同時連載、映画化、TV化が既に決定していました。今まで知らなかったのは私だけのようです。

問題はこれからです。この文章がネット掲示板スタイルになっていたのは、本当の「2チャネルの掲示板」での話だったからです。
著者は全て中野独人(ナカノヒトリ)となっています。中野氏は、この電車男の書き込みが始まった当初から、この話をわかり易く読みやすいように、別サイトでまとめていた人なんです。中野氏は、掲示板に書き込んだ有象無象のナカノヒトリということです。

小説、漫画、映画、TVドラマ、これらの莫大な著作権料はどうなるのか、今のところ、取りまとめ役の中野独人のモノのようです。
さらに、どうも電車男のストーリーはネタ(作り物)ではないかという疑惑がもちあがっています。中野氏の自作自演で、2チャネルに書き込んだ人はこのネタに振り回されただけではないかと疑惑は広がり。電車男は実在するのか。周辺の話題は拡大する一方です。

2チャンネルではこのような自作自演はよくあることで、そのほとんどが見破られて大事にはならないのが常だったようです。今回はひたすら「困った。どうしよう。」を連発する電車男(自虐ネタお笑いのヒロシです。みたいだね。)に、ついついアドバイスをするうちに、2チャンネルの猛者達が電車男にひきづられて行ったのが真相のような気がします。

確かにうまくできすぎています。恋愛話に発展するまえからカップルの欄に書き込んだり、オタクなのにエルメスが読めない、2ヶ月間でまるで別人のような急成長ぶりなど。架空の掲示板での話として書けば何の問題もなかったでしょうが、それではこれほど話題になる小説にはならなかったと思います。やはり、必死で応援・アドバイスをする本物の2チャンネラーのリアルな書き込みが新鮮で素晴らしいんです。そして、ストーリーが完結するときにはネット上のファンが出来上がっているという宣伝効果も捨てられなかったんでしょうね。モーニング娘のオーディション番組にも通じるような感じです。

掲示板を通じて本気でアドバイスしたり、応援した2チャンネラーには、自分の書き込みが活字になっただけで、現状では著作権料は支払われない。映画化、TVドラマ化と著作権料が大きくなるほど、2チャンネラーは利用されただけという気持ちで不愉快になる。彼らの反撃が始まっています。疑惑の検証サイトもできています。
様々な疑惑を払拭するのは簡単です。電車男本人と中谷美紀似の恋人が現れれば1件落着です。でも、そうはならないでしょう。(記者会見したら、面白いナー。ありえないと思いますが。)

と言うことで、純愛電車男はサイドに疑惑の看板を下げたまま著作権料駅を目指して快走中です。
電車男の波紋はまだまだ広がりそうです。

Googleさんに「電車男」のキーワードでお聞きすると、202万ページがヒットしました。
スゴイです。知らなかったのは私だけ…。

男達が後ろから撃たれるスレ 衛生兵を呼べ…これが中野独人氏=中の人のサイトのような気がするけど詳細不明

電車男の時刻表…疑惑検証サイト

ネット法律相談所…IPアドレスが特定されればハンドルネームにも著作権

朗読劇「電車男・前編126分」オンデマンド無料配信中…BIGLOBE頑張ってます!!後編は5月下旬

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