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海の楽しみ 03/11/1

私の故郷の実家は海のそばにあります。
二階の私の部屋からは海が見え、夜半には潮騒が聞こえました。

子供の頃の遊び場は広い砂浜でした。家の前の海岸線(太平洋)は波が高く、海水浴には適していなかったのですが、まだ泳げない頃から、波を相手に遊んでました。波で体が冷えると、海からあがり、乾いた石を探して耳にあてます。日に照らされて程よく熱くなった石の暖かさが耳に心地よく、じっとしていると耳の奥からトロリと海水が流れ出てくるのが分かりました。

それから体が温まるまでは砂遊びです。砂山に棒をさして棒倒し、砂の団子のガチンコ勝負、棒を使ったはさみ将棋、ウスバカゲロウの幼虫のアリ地獄探し等、子供達はいろんな遊びを工夫して海辺で楽しんでいました。

毎年、お盆の前の大潮の時、潮が大きく引いて波打ち際に水深1m前後、直径10m程度の潮溜まりが海岸のアチコチにできました。まさに自然のプールです。私はここで泳ぎを覚えました。あー、懐かしい思い出です。
私は今でも岩場の磯遊びが大好きで、カニやハゼ等の小魚、イソギンチャク、ヤドカリ達を見ていると時間の経つのを忘れてしまいます。

現在、実家の前の海岸線は遊泳禁止で、子供の姿は見あたりません。もっとも日本中で子供が外で遊ぶ姿は見なくなりましたが。

今年の琵琶湖ヨット事故は重ね重ね残念なことです。

海に囲まれた島国日本。日頃より、イギリスやニュージーランド等の島国と比べて海との関わりの少ない国民性を実感している者としては、このような事故で人々がますます海から遠ざかってしまうのではないかと心配してしまいます。

もちろん海運や漁業は他国に負けずに頑張っていますし、マリンスポーツや釣りも一定の愛好者はいますが、一般の人々の暮らしに海が関わってこない。どうしても海は怖いもの、船は酔うものというイメージが強いような気がします。

このサイトも、眺めるだけの背景としての海から、遊び楽しむ海に変わる、そんなキッカケになれたらいいなと思っています。


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